Comments

創作は破壊と創造であるが、パブロ・ラライン監督の新しい物語は、
又々「なんだこりゃ」と言う裏切の衝撃作品であった。
圧倒的にパラダイムの主人公が美しく、チリの今が新鮮だ。

夏木マリ

自由と解放を求めて踊っても踊っても、
愛とは非常に厄介で割り切れない。
そのすべてに真正面からぶつかるエマが汚くて綺麗だと思った。

あっこゴリラ(ラッパー)

善悪の彼岸に生まれし最狂のファムファタル、
エマを止められる者などいない。
この世にはびこるもっともらしい倫理観など
愛の火炎放射器で焼き尽くしてしまえばいい!

城定秀夫(映画監督)

考えるよりも先に、先へと導かれていく体験でした。
過激な彼女の生き方は、
もしかしたらありのままの“人間”の姿なのかもしれません。

前田エマ(モデル)

地球の裏側バルパライソの路上を煽情的に駆け巡る
エマの一挙一動から、とにかく目が離せない。
変幻自在な熱の塊みたいな作品で、
想像のはるか斜め上をいっていた。

石川直樹(写真家)

奪い取られるようで、与えてくれる女。
説明できないほど魅惑的な女。
善人も、偽善者も、荒くれ者も、彼女の虜になる。
エマとなら、人はカオスに身を委ねられるのかもしれない。

森田聖美(フィガロジャポン編集部 編集長代理)

内臓から指先まで欲望に浸して、
人から見れば愚かな肉の塊になって踊るエマ。 芸術云々の前にこの獣性が人前に晒されることに、
踊りの驚異があるんじゃないかと思う。

吉開菜央(振付家/ダンサー/映画作家)

女・男・家・社会・国・世界……
これから先のボーダーレス。

山本浩未(ヘア&メイク)

衝撃の結末…エマの大胆かつ過激な行動はなんというか…オシャレでした!残酷過ぎて。
1度では伏線を回収しきれずすぐにもう1度見たくなりました。

ZANGE《XTRAP》(パフォーマー)

困ったことがあったら踊って解決……。
頭で考えすぎな現代人は踊ったりSEXすることで無になれる……。
そんな人生のヒントも詰まっています。

辛酸なめ子(漫画家/コラムニスト)

ぶっ飛んでた。常識を超えて大胆不敵に、
欲望のまま動けるって羨ましい。 ヒップホップとラテン音楽が融合した、
2000年以降の新しい音楽で踊る魂の解放!

森下真樹(コンテンポラリーダンサー/振付家)

カルチャー、モラル、セクシャリティ、
すべての概念を覆すパンク・ロックムービー。
レゲトンとアンビエントなエレクトロサウンドが交じり合う世界も美しい。

Rolling Stone Japan

水先案内となったレゲトンダンス&リズム♥おかげなのか?!せいなのか?!
私の愛のパズルは容赦なく崩された様子…
味わった事のない後味が不思議と快感‼

萬田久子(女優)

<敬称略・順不同>

Reviews

チリのパブロ・ララインはいつの間にか
世界で最も多才な監督となった。
彼は『エマ、愛の罠』でダンス、
アナーキーさ、性的な奔放さ、放火魔といった
興味深くも掴みどころのない物語で
急激にギアチェンジしている。
奇妙で心奪われるリズムに身を委ね、
ただ体感せよ。

Financial Times (UK)

パブロ・ララインの新作は不可思議ながら美しく、
この時代において最も重要な問題を扱っている。
彼は誰のルールにも従わず、
独自の道を行く真の天才だ。
『エマ、愛の罠』は誰にも予測できない、
刺激的な映画である。

Esquire (Italy)

完璧なほど斬新で野心的な素晴らしい映画!

Little White Lies (UK)

ペドロ・アルモドバルのメロドラマを彷彿とさせ、
極端、過激。
それでいて優しさと哀愁に満ちている。

Filmstarts (Germany)

視覚的に表現された女性の主体性と解放への賛歌!
常に観客の一歩先を行く心理スリラーであり、
燃えるような
レゲトンダンス・ミュージカルでもある。

Screen International

パブロ・ララインは現代映画の偉大なる
“discombobulator/かき乱す者”であり、
ブラックジョークの達人であり、
慣習にとらわれないストーリーの語り手でもある。
『エマ、愛の罠』は極めて個性的で大胆な作品だ。

The Guardian (UK)