Cast

マリアーナ·ディ·ジローラモ 〈エマ〉

 1990年、チリ·サンティアゴ生まれ。両親はビジュアル·アーティストのパブロ·ディ·ジローラモ·ケスネイとルシア·アルテアガ·ビアル。女優クラウディア·ディ·ジローラモ·ケスネイの姪で、イタリア人の監督、脚本家であるクラウディオ·ディ·ジローラモ·カルリーニの孫娘でもある。チリ·カトリック大学の名門演劇学部で演技を学び、2014年にTVシリーズ「Pituca sin Luca$」で女優デビュー。その後も数多くのTVシリーズのほか、映画『Aquí No Ha Pasado Nada』(16)、『Hotel Zentai』(18)、『No Quiero Ser Tu Hermano』(19)などに出演。『エマ、愛の罠』が初主演映画である。

ガエル·ガルシア·ベルナル〈ガストン〉

1978年、メキシコ·グアダラハラ生まれ。19歳の時からロンドンのセントラル·スクール·オブ·スピーチ·アンド·ドラマで演技を学び、在学中に出演したアレハンドロ·ゴンサレス·イニャリトゥ監督作品『アモーレス·ペロス』(00)で鮮烈な映画デビューを飾る。続くアルフォンソ・キュアロン監督作品『天国の口、終りの楽園。』(01)でも絶賛され、ヴェネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。その後はメキシコ国外にも活動の場を広げ、ウォルター・サレス監督作品『モーターサイクル・ダイアリーズ』(04)で英国アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされるなど、ラテンアメリカを代表する若手スターへと飛躍した。パブロ・ラライン監督とは『NO』(12)、『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』(16)でも組んでおり、本作が3本目の出演作となる。そのほかの主な出演作は『ブエノスアイレスの夜』(01)、『ウェルカム!ヘヴン』(01)、『アマロ神父の罪』(02)、『dot the i ドット·ジ·アイ』(03)、『バッド・エデュケーション』(04)、『キング 罪の王』(05)、『恋愛睡眠のすすめ』(06)、『バベル』(06)、『失われた肌』(07)、『太陽のかけら』(07/監督兼任)、『ルドandクルシ』(08)、『ブラインドネス』(08)、『ザ・ウォーター・ウォー』(10)、『ジュリエットからの手紙』(10)、『私たちのハッピー・エンディング』(11)、『俺たちサボテン・アミーゴ』(12)、『ノー・エスケープ 自由への国境』(15)、『リメンバー・ミー』(17·声の出演)、『WASP ネットワーク』(19·未)など。短編やTVシリーズの演出を手がけるなど、監督業にも精力的に取り組んでおり、2019年には2本目の長編映画『Chicuarotes』を発表した。

パオラ·ジャンニーニ 〈ラケル〉

 1976年、チリ·サンティアゴ生まれ。2001年の「Amores de Mercado」を皮切りに、数多くのTVシリーズにレギュラー出演している。2002年の「Purasangre」と2005年の「Gatas & Tuercas」でアルタゾール賞(Chileans Altazor Awards)の女優賞(TVシリーズ部門)にノミネートされた。『木曜から日曜まで』(12・末)でもアルタゾール賞の女優賞(映画部門)の候補に名を連ねている。

サンティアゴ·カブレラ 〈アニバル〉

 1978年、ベネズエラ·カラカス生まれ。チリの外交官である両親のもとで育ち、ロンドン、トロント、マドリードなどでの生活を経験。ロンドンのドラマセンターで演技の訓練を受け、数多くのTVシリーズや舞台に出演する。日本に紹介された映画の出演作は『チェ 28歳の革命』(08)、『グレート・グローリー 大いなる勝利のために』(12)、『トランスフォーマー/最後の騎士王』(17)など。主なTVシリーズには2014年スタートの「マスケティアーズ/三銃士」、2020年スタートの「スター·トレック:ピカード」などがある。