
1976年、ペントハウス誌の創設者ボブ・グッチョーネは、映画史上最高額の製作費を投じて“自主製作映画”『カリギュラ』を企画した。セックスとアートを融合させ、史上最も退廃的とされる皇帝カリギュラを描く歴史大作として、脚本にゴア・ヴィダル、監督にティント・ブラスを起用。さらに、『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェル、後に『クィーン』でアカデミー主演女優賞を受賞することになるヘレン・ミレン、『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥールら英国の大物俳優が参加し、公開前から大きな期待を集めていた。しかし、製作中に様々なトラブルに見舞われることに。完成時には製作費は2倍に膨れ上がり、脚本家やスタッフらが訴訟を起こす事態に発展。撮影完了後には、監督は解雇され、編集と音楽の担当はクレジットを拒否した。トラブルを経て、1980年にようやく公開された『カリギュラ』は、観客だけでなくキャストにも衝撃を与える。グッチョーネが勝手にポルノシーンを付け加えていたり、勝手に脚本を書き換えたものが公開されてしまったからだ。批評家からは“価値のないゴミ”や“倫理的ホロコースト”と酷評され、フィルムは警察に押収され、わいせつ罪にも問われた。しかし公開時に異例の興行収入を記録し、今でも世界的に高い人気を誇っている。そしてあれから45年。破棄されたと思われていたフィルムが奇跡的に発見され、90時間以上の素材を再編集した“本来の『カリギュラ』”がついに蘇った。阿鼻叫喚!罵詈雑言!映画史を震撼させた大暴君が、当時とは異なるまったく新しい姿で、令和に再臨する!
このたび、本作の日本公開日が2026年1月23日(金)に決定し、タイトルも正式に 『カリギュラ 究極版』 となった!
あわせて解禁されたのは、カリギュラの狂気と美が渦巻く世界観を象徴する印象的なシーンが切り取られた、場面写真&本国ビジュアル。さらに、狂気の皇帝・カリギュラの暴走ぶりや、豪華絢爛なセットが生み出す唯一無二の世界観を収めた予告映像も公開された。ナレーションを務めるのは、“カリギュラ!”のギャグで知られるせんだみつお。インパクト抜群の掛け声「カリギュラ!」が予告編をいっそう盛り上げている。加えて、ムビチケオンラインの発売も決定した。映画史の闇に葬られた“本物”のカリギュラが、ついにその全貌を現す!
■これが、最も危険な皇帝の素顔―― 狂気と欲望に満ちた帝国を描く『カリギュラ 究極版』場面写真&本国ビジュアル公開!
狂気・欲望・退廃が渦巻く『カリギュラ 究極版』の世界観を鮮烈に切り取った場面写真が、解禁!ローマ帝国史上もっとも悪名高い皇帝とされるカリギュラの異常な魅力を、挑発的かつアーティスティックな視点で映し出した、圧倒的存在感のビジュアルだ。


まず公開された場面写真では、マルコム・マクダウェル演じるカリギュラが、ヘレン・ミレン演じる皇后カエソニアの首筋にそっと手を添えながら、観る者を突き刺すような鋭い眼光をこちらに向けている。美しさと暴力性が紙一重で同居するその表情は、愛情とも支配ともつかない狂気をまとい、本作がもつ禁断の世界を象徴する仕上がりとなっている。さらに、もう一枚の場面写真では巨大な真紅の装置の上で兵士たちが槍を掲げ整列する異様な光景を前に、笑顔で拍手を送る姿が切り取られている。皇帝が絶対的権力を前に無邪気な子どものように笑う姿は、本作が描く“狂気の祝祭”の一端を強烈に示している。 禁断の歴史大作が新たな息吹をまとって蘇る――。今回解禁された場面写真は、『カリギュラ 究極版』の狂気と美が混在する唯一無二の魅力を、余すことなく伝えるものとなった。

併せて公開された本国ビジュアルは、コインの中に刻まれたカリギュラの肖像が、目から血の涙を流すというショッキングな仕上がり。そのデザインは不気味さと同時に妖しい美しさも放ち、作品全体に流れる不穏な気配を象徴するアイコニックなビジュアルとなっている。
■SF大作『スター・ウォーズ』の2倍!46億もの製作費をかけた歴史大作が令和に降臨!ナレーション・せんだみつおの咆哮「カリギュラ!」が炸裂する、衝撃の予告映像解禁
さらに、『カリギュラ 究極版』の魅力が凝縮された 予告映像が解禁!映像は、「日本公開から45年、伝説の大ヒット超問題作」というコピーののち、「私は人間ではない!つまり私は、神だ。」という、カリギュラの狂気を帯びた名セリフで幕を開ける。続いて「常軌を逸した悪趣味で社会現象を巻き起こした歴史スペクタクル巨編」という言葉とともに、本作ならではの美しく豪奢でありながら恐ろしいシーンの数々がテンポよく展開。SF大作『スター・ウォーズ』の2倍、実に46億円もの製作費を投じて作られたという豪華絢爛な宮殿内部の様子や、巨大でおぞましい処刑マシーンが首まで地中に埋められた人間の頭を跳ね飛ばそうとする場面など、 “問題作”と呼ばれた理由を一瞬で理解できる衝撃的な映像が次々と展開。そこに重なるのが、迫力満点の「カリギュラ!」という掛け声。この魂の叫びを担当するのは、オリジナル版公開当時に「カリギュラ!」のギャグを披露していたせんだみつお。本編の世界観にもぴったりな渾身の叫びが、映像全体の熱量を一気に引き上げている!
続くキャラクター紹介にも、本作らしい過激な表現が満載となっており、主人公・カリギュラ(マルコム・マクダウェル)は「狂気の暴君」、皇妃カエソニア(ヘレン・ミレン)は「淫乱妻」、前皇帝ティベリウス(ピーター・オトゥール)は「異常性癖皇帝」と、令和ではなかなかお目にかかれない衝撃的なキャッチコピーが並ぶ。映像のラストには、宮殿で催される豪華絢爛な宴、大浴場で男女が妖しく絡み合う場面など、 豪華さといかがわしさが同居する本作ならではの世界が広がる。そして、カリギュラの「許さねえ!」という絶叫に、せんだの「カリギュラー!」という咆哮が畳みかけるように響きわたり、カオスが頂点に到達!!まさに本作の本質を体現した、圧倒的な予告編に仕上がっている。
■令和に轟く、魂の絶叫ナレーション!「カリギュラ!カリギュラ!カリギュラ~!ナハッ!!」伝説のお笑い芸人・せんだみつおが、渾身の“全力ナハッ”でまさかの緊急参戦!映画『カリギュラ 究極版』オフィシャルインタビュー解禁
予告映像のナレーションを担当した、せんだみつおのスペシャルインタビューも到着!カリギュラと同じコスチュームを身にまとったせんだが、映画の魅力はもちろん、自身のギャグとの関わりや本作への思いについて、熱く語り尽くしている!
インタビュー冒頭、「映画『カリギュラ 究極版』予告のナレーションを担当しました、わたくしせんだみつおです。カリギュラ~!!ナハッ!」と早くもエンジン全開で登場!かつて「カリギュラ」の名を自身のギャグに取り入れていたというせんだは、本作について「怖い、そして歴史の勉強になる、そして見ないと損をします!」と断言。「あの当時、ビートたけし君がコマネチ、私がカリギュラ、それで生き残りました。」とビートたけしの“コマネチ”と並び、自身の“ナハナハ”で時代を駆け抜けたエピソードを交えながら、「カリギュラ!カリギュラ!カリギュラ~!!ナハッ!」と、魂の連呼で作品を全力アピール!!
さらに、もし自分がローマ皇帝だったら?という質問には「まず団塊世代の年金を増やします」とまさかの現実的公約を掲げつつ、「この映画は絶対見たほうがいい!お金のかかり方がすごい、46億円!」とスケールの大きさにも太鼓判。暴君カリギュラ本人に“ナハナハ”を教えるなら?という問いには、「ナハナハは昭和の三大ギャグの一つ。志村さんのアイーン、そしてたけしさんのコマネチ、そしてせんだのナハッ!この中の一つです。教えたいけどきっとその前に私、やられちゃうと思います...!怖いからそういうことはしません!」と苦笑しながらも、自身のナハが志村けん、ビートたけしと並び立つ、昭和三大ギャグの一つであるという誇りを堂々と宣言するせんだ節が炸裂した!

映画『カリギュラ 究極版』の魅力について、「見たらびっくり、見なきゃダメ。怖いけど、人間は怖いもの見たさ。デートにもおすすめ!」と語るせんだの言葉通り、本作は恐怖と背徳、そして圧倒的インパクトが渦巻く究極の問題作。最後には「阿鼻叫喚、罵詈雑言、大暴君が令和に復活!」と高らかに叫び、映画『カリギュラ 究極版』の全国公開を全身でアピールしている。
往年のギャグと暴君カリギュラが奇跡の融合を果たした、この異色すぎるタッグ。せんだみつおの魂のナレーションとともに、スクリーンでその衝撃を体感せよ――
イチ、ニイ、サン!ンッ~ナハッ!