-
エドアルド・レオ
1972年、ローマ生まれ。1999年、ローマ・ラ・サピエンツァ大学にて文学学位取得。俳優、監督、脚本家。『Diciotto anni dopo(原題)」(09)で監督デビュー。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とナストリ・ダルジェント賞で新人監督賞にノミネートされる。監督作の『俺たちとジュリア』(15・イタリア映画祭2016で上映)でナストリ・ダルジェント賞とイタリア・ゴールデングローブ賞で最優秀コメディー賞を受賞。他に『どうってことないさ』(16・イタリア映画祭2017で上映)。 俳優としてはパオロ・ジェノヴェーゼ監督作『おとなの事情』(16)で日本ファンにも知られている。
-
ルイジ・ロ・カーショ
1967年、パレルモ生まれ。ローマで舞台俳優として活躍していた。俳優の叔父からマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督を紹介され、映画デビュー作『ペッピーノの百歩』(00)で主演。いきなりダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞を獲得。ジュゼッペ・ピッチョーニ監督作『ぼくの瞳の光』(01)では2001年のベネチア国際映画祭において男優賞を受賞。その後も同監督の『輝ける青春』(03)、マルコ・ベロッキオ監督作『夜よ、こんにちは』(03)などに出演し、俳優としての地位を確固たるものとする。近年はパオロ・ヴィルズィ監督作『人間の値打ち』(14)などに出演。
-
グレタ・スカラーノ
1986年、ローマ生まれ。高校時代アメリカで過ごした後帰国。ローマ第三大学政治学部で学びながら演劇学校に通う。ミュージシャンのPVやテレビドラマなどに出演の後映画の世界へ。ステファノ・ソッリマ監督作『暗黒街』(15・イタリア映画祭2016で上映)ではナストリ・ダルジェント賞助演女優賞を受賞。2017年ベネチア国際映画祭で審査員として登場した際のドレス姿は話題となった。
-
監督・原案・脚本:シドニー・シビリア
1981年、サレルノ生まれ。生まれ育ったサレルノで短編映画を撮り始め、2007年にローマへ移った。ローマで短編映画『Oggi Gira Così(原題)』(10年・未)をマッテオ・ロヴェーレの製作で監督し、数々の栄誉に輝いた。2014年に初めて手がけた長編映画『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』が大ヒット。ファンダンゴ、アセント・フィルム、ライ・シネマの製作による同作は、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で12部門にノミネートされると、ナストリ・ダルジェント賞など、国内外で数々の賞に輝いた。2017年2月2日には、続篇となる本作『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』が本国で劇場公開された。
-
製作:ドメニコ・プロカッチ
1960年、バーリ生まれ。イタリア屈指の映画製作者。ジュゼッペ・ピッチョーニの初監督作品『青春の形見』(87)で製作を手がけ、イタリア映画界におけるその活躍の第一歩を踏み出した。1989年にファンダンゴを設立し、イタリア文化に多大な影響を与える同製作会社の陣頭指揮を執ってきた。ファンダンゴは映画やテレビ番組の製作に留まらず、出版社やレコード・レーベルとしても活動している。ロルフ・デ・ヒーア監督の『アブノーマル』(94・未)をはじめとして数々の成功を収め、イタリア映画界の著名作品や重要作品の多くの製作を担ってきた。サンダンス映画祭で上映、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で5部門を受賞したガブリエレ・ムッチーノ監督の『最後のキス』(01・未)、パオロ・ソレンティーノ監督の『愛の果てへの旅』(04・未)、マッテオ・ガローネ監督の『ゴモラ』(08)、ナンニ・モレッティ監督の『ローマ法王の休日』(11)と『母よ、』(15)など。マッテオ・ロヴェーレ監督の『妹の誘惑』(11・未)と『ゴッド・スピード・ユー!』(16・未)でも製作を手がけ、本作はロヴェーレと共に製作した。
-
製作:マッテオ・ロヴェーレ
1982年、ローマ生まれ。プロデューサー、監督、脚本家として、イタリア映画界で活躍。『Homo Homini Lupus(原題)』(06・未)などの短編映画の監督でキャリアを開始し、イタリア内外で数々の賞に輝いた。長編映画デビューは『少女たちの棘』(08・未)で、その後『妹の誘惑』と『ゴッド・スピード・ユー!』を手がけた。本作以外にも若手監督の映画を数多く製作し、テレビ・シリーズやテレビ番組の製作も手がけている。