エル プラネタ
みんな、飾って生きている

エル プラネタ

監督・脚本・主演アマリア・ウルマン

2022年1月14日(金)渋谷WHITE CINE QUINTO、新宿シネマカリテ他全国順次公開

今を生きる私たちの胸に突き刺す“リアル”と“虚構”

ミレニアル世代アーティスト アマリア・ウルマン

2014年、ミレニアル世代の“リアル”と“虚構”を鋭く表現したパフォーマンス・アート“Excellences & Perfections”で一躍脚光を浴び時代を象徴するアーティストとなったアマリア・ウルマン。ルックスと抜群のファッションセンスを生かし、作品を次々と発表。Gucciが企画する#GucciGramへの抜擢や、Forbes 30 Under 30「世界を変える30歳未満」30人にも選出される。 2021年、自身が監督・脚本・主演・プロデュース・衣装デザインを務めた『エル プラネタ』がサンダンス国際映画祭で話題をさらい、その映画的センスがジャン=リュック・ゴダール、ジム・ジャームッシュ、グレタ・ガーウィグを彷彿させる、と絶賛された。今、注目度急上昇中のアマリア・ウルマンの初長編映画がいよいよ日本で公開される。

今を生きる私たちの胸に突き刺す“リアル”と“虚構”

アマリア・ウルマン自ら主演し、自らの母親を起用、自らの故郷を舞台に、自らの貧困体験を織り交ぜた本作は、あたかも主人公レオという架空の女の子が実在するかのようなリアリティを観客に突き付ける。問題を抱えた“崖っぷち”真っ只中でも、なりふり構わず生き抜こうとする母娘の姿は、滑稽ながらもどこか身近に感じられ、最高に愛おしい。“リアル”と“虚構”の境界線上を歩くミレニアル世代の心の声、そして私たちが生きる現代の閉塞感を見事な勇気とユーモアで描く、“究極のセルフィ映画”をぜひ感じてほしい。

#ストーリー

ロンドンでの学生生活を終えた駆け出しスタイリストのレオ(アマリア・ウルマン)は、母親が暮らす故郷スペインの海辺の町・ヒホンに帰るが、母親(アレ・ウルマン)は家賃滞納でアパートも退去を迫られてるギリギリの状態だったー。母と娘はお金も仕事もない厳しい状況ながらも、身分不相応に“SNS映え”するスタイリッシュな暮らしを目指すー。

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