『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』

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Introduction
イントロダクション
本作は2002年の韓国を舞台に描かれたノスタルジック・ラブストーリー。原作は、ギデンズ・コーによる『あの頃、君を追いかけた』(2011)。その年の台湾映画興行収入2位の大ヒットを収め、青春映画の金字塔との呼び声も高いオリジナルを、韓国ならではの空気感や設定を取り入れあらたな物語として作り上げた。
  • 一緒に歩いた帰り道、雨宿りしたバス停、たくさんふざけ合ったクラスメイトたち。すべての瞬間が愛おしく、毎日が特別だった“あの頃”が、甘くほろ苦い想い出とともに、鮮明によみがえるー
    誰もが経験してきた10代後半の青春時代。大人になってもふと思い出すのは、友達とのおしゃべりや、先生に叱られたことなど他愛もないことばかり。主人公の男子高校生・ジヌ(ジニョン)目線で描かれる本作は、いわゆる“普通”の出来事の連続だ。当時は当たり前だと思っていた日常や登場人物の心の機微を、これが長編デビューとなるチョ・ヨンミョン監督が2000年代初頭の空気感とともに、まるで卒業アルバムをめくるように繊細かつ丁寧に紡ぎ上げた。
    かけがえのない毎日を過ごし、初めての恋や痛みを知り、大人へと成長していく。本作は “あの頃”を知る、今は大人になった私たちへの懐かしい思い出のプレゼントでもあるのだ。
  • TWICE ダヒョン×ジニョン
    世界的ガールズグループ、TWICEのダヒョンが本作でついに映画初主演!第29回釜山国際映画祭では「コリアンシネマトゥデイパノラマ」部門に出品され、俳優としてレッドカーペットデビューも果たしたダヒョン。初めて触れた恋心へのとまどいと喜びを、「雲が描いた月明り」、「初恋は初めてなので」など話題作への出演が続くジニョンとともに、眩しいほどにあふれる魅力で、切なくも爽やかに好演。この夏、スクリーンからとびきりの愛を届ける!
    本作をさらにエモーショナルなものにしてくれるのがダヒョン&ジニョンが担当する主題歌「You Are the Apple of My Eye」。歌唱だけでなく2人が自ら作詞・作曲も手掛けており、劇中のソナ、ジヌとしての切ない想いを歌詞に込め丁寧に歌い上げた。
    人生でたった一度しか訪れない初恋の瞬間と、大人になるとともに変化していく2人の関係。劇中の2人の姿は強烈なまでに眩しく、観るものに青春時代の“あの頃”を追体験させてくれるような作品が完成した。
一緒に歩いた帰り道、雨宿りしたバス停、たくさんふざけ合ったクラスメイトたち。すべての瞬間が愛おしく、毎日が特別だった“あの頃”が、甘くほろ苦い想い出とともに、鮮明によみがえるー
誰もが経験してきた10代後半の青春時代。大人になってもふと思い出すのは、友達とのおしゃべりや、先生に叱られたことなど他愛もないことばかり。主人公の男子高校生・ジヌ(ジニョン)目線で描かれる本作は、いわゆる“普通”の出来事の連続だ。当時は当たり前だと思っていた日常や登場人物の心の機微を、これが長編デビューとなるチョ・ヨンミョン監督が2000年代初頭の空気感とともに、まるで卒業アルバムをめくるように繊細かつ丁寧に紡ぎ上げた。
かけがえのない毎日を過ごし、初めての恋や痛みを知り、大人へと成長していく。本作は “あの頃”を知る、今は大人になった私たちへの懐かしい思い出のプレゼントでもあるのだ。
TWICE ダヒョン×ジニョン
世界的ガールズグループ、TWICEのダヒョンが本作でついに映画初主演!第29回釜山国際映画祭では「コリアンシネマトゥデイパノラマ」部門に出品され、俳優としてレッドカーペットデビューも果たした。初めて触れた恋心へのとまどいと喜びを、「雲が描いた月明り」、「初恋は初めてなので」など話題作への出演が続くジニョンとともに、眩しいほどにあふれる魅力で、切なくも爽やかに好演。この夏、スクリーンからとびきりの愛を届ける!
本作をさらにエモーショナルなものにしてくれるのがダヒョン&ジニョンが担当する主題歌「You Are the Apple of My Eye」。歌唱だけでなく2人が自ら作詞・作曲も手掛けており、劇中のソナ、ジヌとしての切ない想いを歌詞に込め丁寧に歌い上げた。
人生でたった一度しか訪れない初恋の瞬間と、大人になるとともに変化していく2人の関係。劇中の2人の姿は強烈なまでに眩しく、観るものに青春時代の“あの頃”を追体験させてくれるような作品が完成した。
Story
ストーリー
将来の夢もなく男友達と遊んでばかりいるジヌ(ジニョン)は、恋愛とは程遠い高校生活を謳歌していたが、とある出来事をきっかけに美しさと品格を兼ね備えたクラスの優等生・ソナ(ダヒョン)への想いに気づく。みんなの憧れの存在だったソナと少しずつ心を通わせ、青春の日々が色濃くなっていくジヌの毎日。
大変だった受験生活を終え、やがて特別な絆を築き始めていた2人はそれぞれの大学生活とともに大人への階段を上り始めるが…。
Cast
キャスト
ソナ役
ダヒョン(TWICE)
美しく成績優秀な優等生。
周囲を明るく照らしクラス中が憧れる存在。
ジヌと時間を過ごすうちに、今までとは違う自分を発見していく。
1998年5月28日生まれ。世界的ガールズグループ・TWICEのメンバーで、リードラッパー、サブボーカルをつとめる。本作が記念すべきスクリーンデビューにして映画初主演となる。さらに待機作には映画『全力疾走(原題:전력질주)』のほか、ソ・ヒョンジン主演の「Love me」では小説家を夢見る出版社の編集者役でドラマ初出演も果たした。これまでTWICEとしてファンを魅了し続けてきたダヒョン。本作でグループ初となる俳優業を本格始動した彼女が、今後さらに活躍の場を広げていく姿にも注目が集まる。TWICEとしては昨年日本で開催されたツアーでのべ約37万人を動員。紅白歌合戦にも出演したほか、今年7月からはワールドツアー「THIS IS FOR」で日本での公演も控える。
ジヌ役
ジニョン
恋愛にも進路のことも興味がなく
男友だちと騒いでばかりいる高校生。
不器用だが自分とは正反対のソナに惹かれ、一途な思いを貫く。
1991年11月18日生まれ。2011年、アイドルグループ「B1A4」のメンバーとしてデビュー。「優雅な女~スキャンダルな家族~」(13)で本格的に俳優活動を開始し、日本でも大ヒットした映画『怪しい彼女』(2014)で注目を浴びる。パク・ボゴムとの共演作「雲が描いた月明り」(16)では孤独な人生に一つの愛を宿した、優雅なエリート官僚キム・ユンソン役で人気を博した。その後もドラマ「恋は七転び八起き」(15)、初主演を果たした映画『僕の中のあいつ』(18)、「初恋は初めてなので」シリーズ(19)、「SWEET HOME」シリーズ(23、24/シーズン2、3)、10年ぶりのリメイクとなった「怪しい彼女」(25)など話題作に立て続けに出演し、役者としても華々しい活躍を見せ続けている。待機作には初のシングルファザー役に挑戦したドラマ「優しい女、プ・セミ!」、台湾映画『The Photo from 1977(原題)』など。
ソンビン役
ソン・ジョンヒョク
ソウルからの転校生で、ジヌのライバル的存在。流行最先端のNIKEエアマックスをいち早く手に入れ、ジヌたちから妬まれている。
ドンヒョン役
キム・ヨハン
食欲旺盛で、勉学よりご飯が一番な食欲担当。学生カバンには教科書ではなく食べ物が詰まっている。
テワン役
イ・ミング
10代後半特有のエネルギーを持て余しており、しばしば授業に支障をきたしてしまうことも。
ビョンジュ役
イ・スンジュン
授業中もついつい居眠りをしてしまう睡眠担当。毎日が眠くて眠くて仕方がない。
ジス役
キム・ミンジュ
ダンスが好きで、とにかく流行には目がないソナの親友。
韓国映画・ドラマ界で活躍し実生活でも夫婦の二人が、今作ではジヌの両親として出演。
のびのびと育った息子ジヌの選択を応援し、
ときには叱咤激励をしてくれる両親を息ぴったりに演じている。
ジヌの父親
パク・ソンウン
代表作にパク・フンジョン監督、イ・ジョンジェ、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンら豪華キャスト出演の『新しき世界』(14)、『僕の中のあいつ』(19)では、ジニョン演じる弱虫高校生とある日突然入れ替わってしまう強面エリート社長役で共演。今作で親子役として再共演を果たした。ほかにもチェ・ジフン主演『ジェントルマン』(24)のほか、韓国ルノワール『THE WILD 修羅の拳』(24)では主演を務めた。
ジヌの母親
シン・ウンジョン
ヒョンビン主演のラブコメディ「ジキルとハイドに恋した私」(15)、キム・ソナ主演の「仮面の女王」(24)、「離婚保険」(25)などドラマを中心に活躍。映画ではユン・ヨンジョン(『ミナリ』)&キム・ゴウン(『破墓/パミョ』、『ラブ・イン・ザ・ビッグ・シティ』)出演の映画『君が描く光』(16)などに出演。ペ・ヨンジュン主演「太王四神記」(07)でパク・ソンウンとの共演をきっかけに結婚し、本作では実生活と同じく夫婦役を務める。
Director
監督
監督
チョ・ヨンミョン
1991年生まれ。監督作に第20回フィレンツェ韓国映画祭短編映画賞受賞作『202 201』をはじめ、『In Sight』『Peek』など。本作が長編初監督となる。TV局でプロデューサーとして働いていた時に、ジニョンとダヒョンに出会ったことが本作へのキャスティングのきっかけとなった。本作では彼女の俳優たちに対する愛情がスクリーンから伝わってくる。ギデンズ・コー監督による男性主人公視点の自伝的物語に新たな息吹を吹き込んだ本作では、刺激的なコンテンツが溢れる今において、自然な形のロマンスを見事な手腕で表現させた。
Production Note
プロダクションノート
「この映画は、まさに卒業アルバムのようなものだと思います」
そう語るのはチョ・ヨンミョン監督。初恋、夢、青春、友情など、大人になった我々がかつて経験してきた10代後半特有の瞬間をフレッシュに描いている。「刺激的なコンテンツが溢れる昨今、この映画は本物でありながら静かな魅力を持った作品として際立っています」。ダヒョンも「当時のことを懐かしみ、自分の初恋や友人との思い出を振り返ってもらえたら嬉しいです」と語っている。
2000年代初頭の雰囲気を残した時代設定とロケ地
時代背景に設定されたのはサッカー日韓ワールドカップが開催された2002年。チョ・ヨンミョン監督は「この映画はいい頃の記憶、つまり思い出を描いているので、それを最大化するために2000年代初頭の全体的な雰囲気を盛り込んだ」と話す。ロケ地には方言を使わず、名前を聞いたことのある地方都市を希望し、その中で「青春」の春の文字が入った春川が作品にもピッタリとしてメインの場所に選ばれた。劇中の路地裏のほのかな日差しや子供たちの賑やかな声は、まるで都会でも田舎でもない絶妙な雰囲気を作り出している。
ノスタルジックな感情を誘う、当時の学生たちには欠かせない思い出の小道具の数々
本作には当時の学生ならではの思い出の品々が登場する点にも注目だ。今ではもう見られない、ガラケーと呼ばれる携帯電話から、自作のホームページ、今とは全く違う制服のデザイン、大流行したNIKEのスニーカー、3人組女性アイドルグループ「S.E.S.」のユジンのヘッドバンドまで、小さな小道具一つひとつにディテールが施され、小道具からも時代感が完璧に再現されている。
ダヒョンとジニョンが作詞作曲も手がけた主題歌「You Are the Apple of My Eye」と懐かしい音楽
『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』で欠かせないもう一つの要素が音楽だ。大学受験が終わり、ソナとジヌが仲良しメンバーたちと遊ぶシーンでは、その時代にカラオケの定番曲として歌われたNo Brainの「You Have a Crush on Me No brain」が登場する。チョ・ヨンミョン監督は、「2004年に発売された曲ですが、自信に満ちた歌詞がジヌの心情を完璧に表現していて、青春を代表するバンドサウンドも受験が終わった後の解放感にピッタリだった」とこの曲を選んだ理由を語る。またこのシーンでは、カメラを正面から見つめるようなカットを使用している。観客がより大きな解放感を感じられるようにスクリーンの中に引き込む役割で、ミュージックビデオのように構成しその時代に没入できるよう工夫が凝らされた。
さらに、登場人物の感情や“あの頃”の感性を最大限に表現するため、ダヒョンとジニョンが劇中の「ソナ」、「ジヌ」としてOSTに参加した。互いに心が動いた瞬間から、初恋の切なさを表現した歌詞が印象的な主題歌「You Are the Apple of My Eye」は、2人が共同で作詞・作曲に参加し、真心を込めて歌い上げた一曲。映画を観終えたばかりの観客の心に、深くじんわりと広がる余韻を与えてくれる。