プチョン国際ファンタスティック映画祭2018でNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞。2003年より森田芳光監督をはじめ行定勲監督や白石和彌監督ら日本映画界の巨匠たちの下でその手腕を磨き上げた工藤将亮監督の待望の長編デビューとなる本作。映像監督は日本映画界の宝、故・篠田昇氏に師事、ポン・ジュノ監督や行定監督とタッグを組んできた福本淳、衣裳プロデュースは三池崇史監督や石井岳龍監督、園子温監督らの作品も手がけ、『るろうに剣心』シリーズやTVCF「au三太郎シリーズ」にも参加する澤田石和寛。日本映画界が誇る実力派スタッフたちのプロフェッショナルな技術と若き情熱と才能の融合により、最高に自由でエネルギッシュな作品が出来上がった。
バンド「2」のボーカル/ギターでありながらも連続テレビ小説「ひよっこ」(17/NHK)、日曜劇場「この世界の片隅に」(18/TBS)への出演や映画『いちごの唄』(19)に主演するなど若手最注目の古舘佑太郎が等身大の主人公・佑樹を熱演。ライブハウスでの圧巻の歌唱シーンでは本作のために書き下ろした主題歌『LONELINESS BOY』も披露。作曲家の美智子役はベテラン監督作品には欠かせない実力演技派、桜井ユキが好演。また、バンド「サニーデイ・サービス」のボーカル/ギターである曽我部恵一が、本作で待望の映画初出演を果たす。